吃音恐怖症は「きつおんきょうふしょう」と読みます。
「どもり恐怖症」とも呼ばれる、あがり症のタイプのひとつです。
言葉を発するにあたり上手く話せなくなる症状を指すため、まるで他人から見れば言語障害を患っているようにも感じられるでしょう。
実際に言語障害のひとつに吃音症と分類されるものがありますが、あがり症の場合は緊張時に吃音症状が起こるため、当然あがり症のタイプとしての吃音恐怖症は言語障害というわけではありません。
どもる、声が上擦る、或いは言葉を噛むといった表現はよくされていますが、具体的な症状としては以下の3タイプが確認されています。
これらの症状が言語障害によるものであれば、原因は脳内異常といった肉体的なことにあると考えられます。
しかし、あがり症の場合は原因の多くが不安感によるものです。
例えば、過去にふとしたことでどもり、それでからかわれたことがある場合。
また同じ目に遭うのではと不安に感じ、どもらないようにしなければと焦れば焦るほどまたどもってしまい、更にどもるようになってしまいますね。
これは、過去の経験によるトラウマが、あがり症の悪循環を引き起こしている典型的な例です。
どもってはいけないという焦燥感や義務感。
どもったらどうしようという不安感。
また、どもるくらいなら話さないという逃避。
これらの“予期不安”によって起こる症状が、あがり症の吃音恐怖症です。
吃音恐怖症の改善は他人が思うほど容易なことではありません。
吃音恐怖症は、どもらないよう改善することよりも、まずはどもりを認めることが先決です。
どもりは恥ずかしいことではなく、そんなこともあるものだと認めましょう。
例えどもっても言い直せば良いのだと開き直ってもかまいません。
相手が不快に感じるのではと不安になるようなら、最初にどもり易いたちだということを伝えてしまっても良いでしょう。